きっかけは様々で、看板をみての立ち寄りや、ネット検索、ケアマネジャーからの紹介、病院などからの紹介もあります。まずはご家族に対して疾患名や患者さん本人の状態、家族構成や自宅の状況について、丁寧な聞き取りをします。

訪問診療に出る前にスタッフ全員で患者さんの経過や状態、今後の方針を話し合います。診療から戻ったら、同じ患者さんを診ている院外の訪問看護師などにすぐに報告し、多職種間の情報共有をいたします。

長い時間をかけて患者さんの状態を細かく把握します。疾患や身体の状態、どれくらい動けるのか等をご本人への診療や会話から確認するとともに、コミュニケーションを重視し、さりげない会話から信頼関係を築いていきます。

ご家族への説明の際には、専門用語は使わず、わかりやすい言葉でお伝えいたします。ご家族もリラックスした雰囲気の中で、患者さんのちょっとした変化や出来事などをお話しして下さいますので、治療する上でとても役立ちます。

前回の状況をもとに、それぞれの患者さんに応じた治療をいたします。同行する看護師とともに、便通や食事の様子など、日常生活の話もお聞きし適格な処置をいたします。次の訪問までのアドバイスもさせていただきます。